出雲大社 / 出雲旅行 2020

2020/10/14

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

9月の連休に、ちょっと遅めの夏休みで出雲大社に行ってきました。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

コロナ渦ではありますが、夏休みはやはり旅行に行きたくなり、海外旅行は状況的に無理なので国内旅行にて。以前伊勢神宮へ行ったことがあったのですが、それから出雲大社に興味を持っており、今回のタイミングで伺うことに。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

周辺にはお土産屋さんや食事処などが立ち並ぶ通りがあり、にぎやかな雰囲気。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

その一角にある老舗旅館の竹野屋さん。竹内まりやさんのご実家とのこと。全然知らなかったので、ちょっとびっくり!

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

境内へ。入ってすぐの参道は下り坂。下り坂の参道は珍しいとのこと。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

少しすると土俵が。出雲大社は相撲のはじまり地でもあるため。奥には野見宿禰(のみのすくね)神社という神社も。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

今回の参拝では地元ガイドさんの付くツアーを元に参拝。こういった由緒ある場所や博物館・美術館では音声でのガイドなどを借りながら鑑賞するように心がけています。ネットや雑誌などの掲載の情報ももちろん見ますが、公には公開されていない、現地でしか聞けない・知れない情報を多く知ることができ、現地での体験がより充実したものになるので。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

参道が終わり、いよいと御本殿周辺へ。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

拝殿にはお参りのための列が。この列にはガイドさんも驚いており、コロナの影響で人手は出雲大社でも落ち着いていたとのことですが、ぼくらの伺ったタイミングでは、久しぶりに列ができていたとのこと。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

宝物殿の入り口付近には、大きな朱色の円柱のものが。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

ガイドさんの話によると、2000年(平成12年)に改修工事を行った際に、地中より直径約1.5mの柱が3本を1つにまとめたような後が見つかり、それを再現しているものとのこと。出雲大社は平安時代などの昔から「雲太(うんた)、和二(わに)、京三(きょうさん)」として、当時の出雲大社は高層建築と親しまれていたが、それを裏付けるものとのこと。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社の近隣にある古代歴史博物館には、その高層建築当時の出雲大社を再現した模型も。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

本殿に繋がる階段の長さは、一町(約109m)ほどあったと記す資料の展示も。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

古代に、もしこんな高層建築があっとしたら、ちょっとテンション上がりますよね!?

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

境内から見える、立派で存在感のある国旗は、古代神殿として実在していたと考えられる高さ48mにしている、とのこと。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

御本殿前の地面には、地中より見つかった古代の柱のあった場所を示している箇所も。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

御本殿の周りをぐるっと1周できる経路があり、御本殿とはある程度の距離があるのですが、現在でも御本殿はとても巨大ですね。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

御本殿の内部の御神座(神様の鎮座する場所)は、通常表面を向いているそうなのですが、出雲大社では西に向いているとのこと。これは毎年行われる「神迎(かみむかえ)神事」で、全国の神様が到着する稲佐の浜が西側にあるため、その方角に向いていると言われているそうです。

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

出雲大社の象徴でもある、大きなしめ縄。ほんと圧倒的な大きさだった。1年以上かけて作ってるとのこと。拝殿の前にもありましたが、一般的によく目にするのは、この神楽殿のものとのこと。ほんと大きい!

出雲大社 2020 / Izumo Ooyashiro 2020

伊勢神宮の参拝から興味を持ち、今回訪れた出雲大社。行ってみると古代には高層建築だった可能性がかなり高かったことがわかり、すごく刺激的で興味深かったです。平安時代ごろに48mの木造の社(やしろ)って、すごいですよね!?現代でも木造で48mの高さって全然すごいと思います。少し前から出雲大社の高層建築の模型などの写真は何度か目にしていたんですが、「出雲大社がなぜ高層建築なの?」と思うぐらいで、それ以上に興味を持っていませんでしたが、それを裏付けるものが発見されたからだったのですね!事前の情報収集やガイドツアーを元に現地を鑑賞すると、やはり深く現地を楽しめますね。

駒沢公園で花火

2020/09/02

駒沢公園で花火 | Hand held fireworks at Komazawa park, Tokyo

先日駒沢公園で花火を楽しんできました。

駒沢公園で花火 | Hand held fireworks at Komazawa park, Tokyo

コロナの影響ですっかり夏のイベントが見送られ、だけど「夏らしいことをしたいなー」と思い、手持ち花火を。ただ花火禁止の場所が多いので、やる場所に困っていたのですが、調べてみると夏の一定期間のみ駒沢公園で行えること知り、駒沢公園で楽しんできました。
日が暮れるとだんだん人が集まり、ほぼ花火目的の人たちの印象。それにしても、予想以上に多くの人たちが集まっていました。

駒沢公園で花火 | Hand held fireworks at Komazawa park, Tokyo

みんなでワイワイ・ガヤガヤと手持ち花火を。久しぶりになりましたが、やはり夏を感じられていいものですね!

浅草散歩 2020

2020/08/31

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

先日浅草へ。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

コロナの影響か、やや落ち着いた人手。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

浅草寺の敷地内に浅草神社ってあるんですね! 恥ずかしながら全然知らなかった…。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

調べてみるとよく耳にする三社祭が行われている神社なのですね…。これも恥ずかしながら全然知らなかった…。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

普段は屋台が並んでいるこの通りも、屋台の姿は全然なく…。なんでなんだろう? コロナの影響なのかな?

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

大好きな大黒屋さんへ。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

安定の天丼。今回も美味しかった!

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

スマートボールをやろうと、よって見たら閉店してた…。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

すごくショックでした…。浅草に行くたびに楽しみにしていたのに…。閉店理由は、マンションの老朽化とマシンが古くなったのが理由とのこと。残念ですが、仕方ないですね…。

浅草散歩 | Walking in Asakusa Tokyo 2020

その後散策していると、こんな光景にも遭遇。こんな形で募集しているとは思わず、ちょっとびっくり。興味は湧きましたが、そんな勇気はなく…。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館

2020/07/24

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

緊急事態宣言が解除されたので、久しぶりに美術館、東京都現代美術館へ。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

2月ごろから気になっていたこの展示。(英語版公式サイト: Sometimes the river is the bridge – Studio Olafur Eliasson )
2006年ごろにオラファー・エリアソンの展示を原美術館で鑑賞しましたが、それ以来の来日の展示会かと思います。同じころにルイ・ヴィトンのショーウィンドウ・ディスプレイで「EYE SEE YOU」の名で作品を公開してたことも。オラファー・エリアソンは光をモチーフにした作品を制作しており、いつも神秘的な美しさの作品ばかり。今回も期待に胸を膨らまして、会場へ。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

緊急事態宣言の影響で、2020年 3月14日(土) 6月9日(火) ー 6月14日 9月27日(日)に変更になった模様。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | あたなの移ろう氷河の形態学 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Your passing glacial morphology | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

会場に入ってすぐのところには、今までの展示では見られなかった水彩画も。グリーランドの氷河を紙の上で溶かし、顔料と混ざり合ってできた作品とのこと。人間の意志とは無関係に起こる自然現象が共同制作の相手として捉えた作品として。顔料にはなにか工夫がされているかもしれませんが、氷河が溶けた・溶かしたのみですが、こんなに綺麗な色彩で透き通った表現になるのですね。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展  | 太陽の中心への探査 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | The exploration of the centre of the sun | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

その後すぐに光をモチーフにした作品が。「太陽の中心への探査」という名の作品。多面体のガラスの内側から光を放ち、その反射を展示室内に反射させているのですが、綺麗だった。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展  | 太陽の中心への探査 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | The exploration of the centre of the sun | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

色彩も鮮やかで360°全体に光が溢れてた。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること |東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Your happening, has happed, will happen | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

「あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること」。背面に置かれた様々な色のライトによって、その前を通るとその人影が投影される作品。

これ楽しかった。自分の影以外にも他の鑑賞者の方たちの影響もあり、偶然性によるいろんな色での重なりや形状が。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること |東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Your happening, has happed, will happen | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

ライト・影との距離によってその大きさも変化。みんないろんなポーズを取りながら、楽しんでいました。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 人間を超えたレゾネーター | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Beyond-human resonator | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

「人間を超えたレゾネーター」。大きな円形のガラスに光を照らしたのみの作品。オラファー・エリアソンの特徴的な手法・作品ですね。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 人間を超えたレゾネーター | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Beyond-human resonator | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

同心円状の複数の円が浮かび上がっていますが、すべて光の反射のみのもの。色彩やその同心円の組み合わせによるものかもしれませんが、すごく不思議な体験をさせる作品でした。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 人間を超えたレゾネーター | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Beyond-human resonator | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

光の反射のみでここまで綺麗な円形を描けるのか、やはり不思議に思えましたが、よく見てみても他になにか仕掛けがあるようには見えず…。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | おそれてる? |東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Who is afraid? | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

「おそれてる?」。天井から吊るされた円形のガラス板に光を照らし、透過や反射の光によりさまざまな色彩が発生する作品。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

補色の概念を感じられたり、色の重なりによって、ほんといろんな色が発生していてずっと見ていられる作品。以前ICCで見たライゾマティクスリサーチの展示でも、似たような表現・作品がありました。

今回の展示会名にもなっている「ときに川は橋となる」。これも綺麗だった。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | ときに川は橋となる | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Sometimes the river is the bridge |  MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

薄暗い会場の真ん中に円形の水面があり、そこに天井付近から複数のライトが照らされていて、その反射した光が再度天井に投影されている作品。水面が穏やかなときは綺麗な円形が投影されますが、不規則に水面に波が起こるようになっており、その波・揺れによって、反射している光がさまざなに変化するもの。

綺麗な円形で反射されいるだけでも綺麗ですが、水面の波による変化がまったく予測不可能な形状に変化していき、水面の反射のみとは思えない表情を作り上げていました。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | ビューティー | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | Beauty | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

最後はこの展示のポスターにもなっている「ビューティー」。薄暗い会場の天井から霧状の水を散布。そこに光を照らし、光の屈折による虹・色彩を感じるもの。鑑賞した際には、偶然にも子供連れの方たちがいらっしゃったのですが、ポスターのように子供たちはややはしゃぎ気味。

オラファー・エリアソン 「ときに川は橋となる」展 | 東京都現代美術館 / Olafur Eliasson | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO 2020

光の屈折なので見る角度によって、見られるその色味や形状も変化し、とても静かな空間なので、作品に引き込まれます。

以前原美術館でその作品を見た際に強烈に印象に残り、強く記憶に残っていたオラファー・エリアソン。今回の展示も会場で見ることができ、また内容もやはり素晴らしかった!非常事態宣言の時期に被っていましたが、会期延長されてよかった!会場でみれてよかった!
光をモチーフにしている芸術家ではジェームズ・タレルもいますが、直島に作品は展示されていますが、都内近郊での展示会がなかなかないので、今後展示会が開催されるのも期待したいです。

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