熊野大社 / 出雲旅行 2020
旧大社駅 / 出雲旅行 2020
旧大社駅に行ってきました。
1990年の廃線に伴い、現在は使われていないこの駅舎。大正から平成の初めまで使われていたそうなのですが、外観や瓦屋根からその雰囲気と強い存在感を感じます。
以前はよく見かけたこの形のポストも、合わせて残れています。
木造でこの規模・大きさなので、利用客やこの駅の地域に締める重要性を強く感じさせます。
駅舎内も明治・大正を感じさせる、懐かしい雰囲気の和モダン。
案内所のこの感じも、個性的で時代性も相まって、素敵です。
訪れたタイミングでは待合スペース後で、スペースの貸し出しも行なっているようで、バンドの演奏が披露されていました。
手売りの切符売り場と運賃表後。今はICカードですが、以前は運賃表を凝視しながら、どこまでいくらかをよく確認していました。
駅のホームも、当時を感じさせるような形で残されていました。
この改札口、いいですよね。駅員さんが手元で切符を切るを、よくカチカチからしながら立っていましたよね。
ホームも広く、利用乗客数が多かったことが予想できます。
今では全然見かけない、このような周辺の民宿やホテルの案内も、渋さを感じます。
現代から昔の時間・空間に一気にタイムスリップできる、旧大社駅。重要文化財のようで、この建物を残してくれたことに感謝です。こんなに立派な瓦屋根で木造の建物は、普段の生活ではなかなか触れる機会がないので。写真にはないですが、SLも展示されているので、そこも見どころの1つです。
稲佐の浜 / 出雲旅行 2020
出雲大社を伺った後に、稲佐の浜へ。
稲佐の浜は旧暦の10月「神在月」に、全国の八百万(やおよろず)の神様が海路で出雲大社に訪れるため、その入口となっている海岸。
浜辺にたたずむ大きな岩は、弁天岩。上部にはこぶりな社も。
夕陽をきれいに眺められるスポットでもあるため、夕暮れ時にはスマホやカメラを構えた多く人で賑わっていました。
全国の神様が出雲大社に向かう際に海路で訪れるため、出雲で最初に降り立つ場と言われているこの浜辺。出雲大社から歩いても、15分ほどの距離。前回の記事でも触れましたが、出雲大社の御神座はこの浜辺の方角の西を向いているとのことです。それだけ重要な場所なのがよくわかりますね。
夕焼け時は海も穏やかだったため、ゆったりとした時間が流れていました。
出雲大社 / 出雲旅行 2020
9月の連休に、ちょっと遅めの夏休みで出雲大社に行ってきました。
コロナ渦ではありますが、夏休みはやはり旅行に行きたくなり、海外旅行は状況的に無理なので国内旅行にて。以前伊勢神宮へ行ったことがあったのですが、それから出雲大社に興味を持っており、今回のタイミングで伺うことに。
周辺にはお土産屋さんや食事処などが立ち並ぶ通りがあり、にぎやかな雰囲気。
その一角にある老舗旅館の竹野屋さん。竹内まりやさんのご実家とのこと。全然知らなかったので、ちょっとびっくり!
境内へ。入ってすぐの参道は下り坂。下り坂の参道は珍しいとのこと。
少しすると土俵が。出雲大社は相撲のはじまり地でもあるため。奥には野見宿禰(のみのすくね)神社という神社も。
今回の参拝では地元ガイドさんの付くツアーを元に参拝。こういった由緒ある場所や博物館・美術館では音声でのガイドなどを借りながら鑑賞するように心がけています。ネットや雑誌などの掲載の情報ももちろん見ますが、公には公開されていない、現地でしか聞けない・知れない情報を多く知ることができ、現地での体験がより充実したものになるので。
参道が終わり、いよいと御本殿周辺へ。
拝殿にはお参りのための列が。この列にはガイドさんも驚いており、コロナの影響で人手は出雲大社でも落ち着いていたとのことですが、ぼくらの伺ったタイミングでは、久しぶりに列ができていたとのこと。
宝物殿の入り口付近には、大きな朱色の円柱のものが。
ガイドさんの話によると、2000年(平成12年)に改修工事を行った際に、地中より直径約1.5mの柱が3本を1つにまとめたような後が見つかり、それを再現しているものとのこと。出雲大社は平安時代などの昔から「雲太(うんた)、和二(わに)、京三(きょうさん)」として、当時の出雲大社は高層建築と親しまれていたが、それを裏付けるものとのこと。
出雲大社の近隣にある古代歴史博物館には、その高層建築当時の出雲大社を再現した模型も。
本殿に繋がる階段の長さは、一町(約109m)ほどあったと記す資料の展示も。
古代に、もしこんな高層建築があっとしたら、ちょっとテンション上がりますよね!?
境内から見える、立派で存在感のある国旗は、古代神殿として実在していたと考えられる高さ48mにしている、とのこと。
御本殿前の地面には、地中より見つかった古代の柱のあった場所を示している箇所も。
御本殿の周りをぐるっと1周できる経路があり、御本殿とはある程度の距離があるのですが、現在でも御本殿はとても巨大ですね。
御本殿の内部の御神座(神様の鎮座する場所)は、通常表面を向いているそうなのですが、出雲大社では西に向いているとのこと。これは毎年行われる「神迎(かみむかえ)神事」で、全国の神様が到着する稲佐の浜が西側にあるため、その方角に向いていると言われているそうです。
出雲大社の象徴でもある、大きなしめ縄。ほんと圧倒的な大きさだった。1年以上かけて作ってるとのこと。拝殿の前にもありましたが、一般的によく目にするのは、この神楽殿のものとのこと。ほんと大きい!
伊勢神宮の参拝から興味を持ち、今回訪れた出雲大社。行ってみると古代には高層建築だった可能性がかなり高かったことがわかり、すごく刺激的で興味深かったです。平安時代ごろに48mの木造の社(やしろ)って、すごいですよね!?現代でも木造で48mの高さって全然すごいと思います。少し前から出雲大社の高層建築の模型などの写真は何度か目にしていたんですが、「出雲大社がなぜ高層建築なの?」と思うぐらいで、それ以上に興味を持っていませんでしたが、それを裏付けるものが発見されたからだったのですね!事前の情報収集やガイドツアーを元に現地を鑑賞すると、やはり深く現地を楽しめますね。
駒沢公園で花火
先日駒沢公園で花火を楽しんできました。
コロナの影響ですっかり夏のイベントが見送られ、だけど「夏らしいことをしたいなー」と思い、手持ち花火を。ただ花火禁止の場所が多いので、やる場所に困っていたのですが、調べてみると夏の一定期間のみ駒沢公園で行えること知り、駒沢公園で楽しんできました。
日が暮れるとだんだん人が集まり、ほぼ花火目的の人たちの印象。それにしても、予想以上に多くの人たちが集まっていました。
みんなでワイワイ・ガヤガヤと手持ち花火を。久しぶりになりましたが、やはり夏を感じられていいものですね!