原美術館で開催されていた佐藤雅晴さんの「東京尾行」を鑑賞してきました。
久しぶりの原美術館。品川駅からちょっと離れた住宅街の一角の立地も手伝い、やはり穏やかでゆったりとした心静まる雰囲気でした。
今回の佐藤さんの作品は初めて拝見しましたが、実写の映像の一部をアニメーションの加工を加えたもの。その映像は、普段ぼくらが目にする何気ない日常が多いのですが、一部がアニメーションになることにより、一気に非現実感やバーチャル感を帯びていた内容でした。ただ映像は日常の1シーンなのでとても不思議な体験・感覚にも。カメラで撮影する動画などは、記憶の一部の思い出要素が強いかもですが、それとも違うように感じました。
館内はやはり撮影禁止でしたが、佐藤さん本人が作品の一部をYouTubeにアップしていたので、掲載。BGMのドビュッシーの月の光という選曲もいい感じです。